今回のブログでは、再建築不可物件関連でいただくご質問について記載してみました。
近年の住宅価格の上昇により、再建築不可物件のリフォームの問い合わせを受けることが増えています。再建築不可物件は、市場価格より安価に入手できる物件が多いことが特徴ですが、リフォームには知見や技術が必要になるため、事前の下調べと、経験豊富な業者への相談が大切です。
Q.再建築不可物件とは何ですか?なぜ再建築不可になるんですか?
A. 再建築不可物件は、現在の建築基準法を満たしていないことから、建物の建替えが困難な物件になります。
最も多い例は、建物の敷地が建築基準法上の道路に一定以上接する必要のある「接道義務」を満たしていない物件です。
建築後に各種法律が制定・改正が行われた結果、再建築不可になった例が大半です。
住宅の密集する日本においては、多くの再建築不可物件が存在し、東京だけでも数十万軒が存在すると言われています。
Q.再建築不可物件では、リフォームは可能ですか?実施できない施工内容はありますか?
A. 再建築不可物件は、建て替えはできないものの、リフォームは可能です。
「建築申請」が必要な増改築ができないなど、一定の制約がありますので、経験のある業者にご相談ください(リフォーム例)。
Q.再建築不可物件をリフォームするメリット、デメリットを教えてください
A. すでに再建築不可物件をお持ちの方は、リフォームをすることで長く快適な暮らしを実現できます。
新たに再建築不可物件を取得される場合は、物件が安価に入手できる点になります。(既存物件の構造を活かしたリフォームが必要になるため、リフォーム費用が高額になることが多い点にはご注意ください)
デメリットは、住宅ローンが利用しずらいことです。トータルとしては安価になることが多いようですが、手元資金に余裕が必要になります。