前回のブログでは、土中の大量の不要物の撤去の様子をお伝えしました。
土地は、土中の水・空気の流れが遮断されることで荒れやすくなり、その影響は過剰な湿気やカビといった形で現れます。
また、影響の一つとして、植栽の変化もあります。
土地が荒れると、荒れた土地に合わせた植栽に徐々に置き換わってゆきます。
土中環境を整備する際には、植栽の手入れも行い、あるべき姿に整えてあげる必要があるのです。
物件基本データ | |
住居形態 | 戸建て |
住まいのエリア | 千葉県南部 |
構造 | 木造軸組(在来工法) |
築年数 | 40年 |
リフォーム範囲 (坪数等) | 敷地60坪(建物25坪・2階建て) |
リフォーム内容 | 土中環境整備による、水や空気の流れの改善 |
◆土中環境整備の施工のステップ◆ | |
STEP1 | 不要物撤去 |
STEP2 | 植栽・樹木整備←今回ご紹介 |
STEP3 | 土中環境整備①(雨どいの排水の再整備(集水桝の作成と氣水脈の施工)) |
STEP4 | 土中環境整備②(建物に沿った水脈の施工) |
STEP5 | 土中環境整備③(集水桝からの排水用の水脈の施工) |
植栽の整備
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長年の環境悪化でいたるところから雑草が生え(暴れ)、木も弱り、土も固くなっていました。 |
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これを整備するため、風通しの剪定を行い、不要なコンクリートブロックは撤去していきます。 |
伐採木や枝葉を利用した生垣
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植生を生まれ変わらせるため、今回は伐採木や枝葉を絡め合わせたものを利用し、コンクリートブロックの代わりに生垣としました。 これは、「ボサ置き」と呼ばれる林業の手法で、伐採木と絡ませた枝葉をぎっしり敷き詰めることで土の流出を防ぎつつ、大地への水の浸透や根の成長を促進する効果があります。 水が空気とともに地中に浸透し、その流れを助けに根が深く成長することで、土地全体が健やかなものに変化するのです。 |
次工程について
今回はSTEP2の植栽・樹木の整備の様子をご紹介しました。
次工程は、いよいよ土中環境の整備に着手します。
山匠は、新築物件や、築古の再建築不可物件等のリフォームに加え、植栽も含めた住居全体の快適化に知見を持っています。
お住まいをより快適なものにされたい方は、ぜひ山匠までご連絡ください。